私のゲストハウスライフを語るにあたって、絶対に外せない宿が梢乃雪(以下「梢」)だ。

長野県北安曇郡小谷村。築年数は120〜150年、江戸時代末期〜明治初期頃の建築。厳しい環境下で年月を重ねた古民家。
ゲストハウスにハマるきっかけ、そして人生のターニングポイントになった宿がここだ。
最初に訪れたのは2017年2月。真冬だ。あえてこのような時期に車を飛ばしたのは、当時仕事に行き詰まり、鬱憤を多く抱え、私の中で何かを変えたい思いが強かったのだ。
ゲストハウスにハマるきっかけ、そして人生のターニングポイントになった宿がここにある。この年は大雪で2階まで雪が積もっていた。大網(おあみ)という地区で火祭りがあるというので、宿のスタッフと泊まり合わせのメンバーで行くことにした。
雪が降りしきる中、松明を持っての舞に見惚れ、地区の方に振舞っていただいた甘酒の温かさは今でも忘れられない…。
囲炉裏を囲んでの和やかな酒盛、爽やかな風が吹き抜ける縁側での朝食。




みんなで協力して田植え・稲刈り。


梢から車を飛ばし、知る人ぞ知る景勝地・鎌池の散策。


大阪の陽気な焙煎人・よっしーの出張喫茶&珈琲煎り体験☕


どれを取っても刺激的で心温まるイベント・出来事ばかりで、それまで泊まっていたビジネスホテルと違い、客の立場ではなく、親戚や友達の家を訪れるような不思議な感覚。見知らぬ土地だった所が故郷になり、全国各地に友達ができ、その点と線が、次の宿・土地、新たな人との出会いに繋がっていく。いつしかもう1つの我が家になっていた…。職場から車で1時間以内で行き来できるということも有り、足しげく通い詰めることになった。
なんとエクストリーム通勤をしたことも・・・!




会社⇔自宅の往復だけでは出会えなかった世界、そして仲間たち…。
大事なきっかけをくれたのが梢です。もし梢と出会ってなかったら、今の私は存在してなかったでしょう。
近い将来、今度は私が宿主として旅人を出迎える立場になり、心に残る体験を提供・共有したい。
そう強く思っています。その実現に向けて少しずつ歩を進めていきたい。
≪梢公式ページ≫ http://kominkasaisei.net/?fbclid=IwAR1fvs0SFtt2b4lHK_kI1VXExlVL31XtrIzNrQRrf9t6sJ94TJJrvawKiHo
※ 当ページで掲載の写真はいずれもコロナ発生以前のものです。